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俺のためにありがとう 2014
 
映画ファンがその年のベスト10を発表する時期になったけども、私は自分が気に入った映画10選を「俺のためにありがとう 2014」として発表。

選考基準はこちら
○男と男の熱き敬愛
○圧倒的バイオレンス
○人が死ぬ/殺される
○凄まじい生き様/死に様
○深く刻まれる悲壮感
○あまりにも強い
○とにかくデカイ


こういったものが好きなんだから仕方がない。

順位は付けずにすべて公開順。
 
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2014/12/30 20:05】 | 映画感想 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
“素手”という名の最も原始的な凶器 「ザ・レイド GOKUDO」
 
日本では「GOKUDO」なんて変テコな副題に改変された上に、年齢制限を緩和するため作品の最重要要素であるアクションシーンを4分近くもカットされるという憂き目にあいながらも、前作からさらに底上げされたアクション映画の決定版であることには違いない!!




前作での戦いを生き抜いた主人公ラマは警察内部の汚職を摘発する秘密チームによって保護され、潜入捜査官として犯罪組織内での捜査を命じられる。犯罪組織からの報復攻撃は確実であり、その任務に応じることで家族の安全が確保されるならと承諾するラマだったが、最初の任務は犯罪社会で強い影響力を持つバングンの息子ウチョに接触するため彼が服役している刑務所に収監されることだった。ラマは所内で暴動が発生した際にウチョを守ることで信頼を勝ち取ることに成功するが、数ヶ月の服役と言われた当初の予定とは違い実際に釈放されたのは2年後。それもバングンの手引による減刑があってのものだった。
バングンの組織へ潜入しウチョの護衛となることに成功したラマだったが、打倒バングンを目指す新興勢力や日本の暴力団の台頭により事態はさらに悪化。そして父バングンへ手柄を届けようと模索するウチョの暴走により、犯罪組織同士の壮絶な戦争が勃発してしまう…。


インドネシア発の超絶アクション映画のシリーズ第2作。
ストーリーは前作の3時間後から始まるものの、登場人物は主人公であるラマ以外は様々な理由でオープニング数分で退場するので意外と関係性は薄い。もちろん、前作での麻薬王の死によって犯罪の巣窟だった巨大マンションが利用できなくなった余波は大きく描かれるものの、いきなり今作から見ても大丈夫なように配慮されている。

無限とも言えるほど大量に出現する敵を殴り倒しながらひたすらに麻薬王のいる最上階を目指す「完全密室&孤立無援ダイ・ハード型アクション」と言えるシンプルなアクション映画だった前作に対し、今回は一つの街の犯罪社会を舞台に各勢力の思惑や策略が深く絡み合う群像劇であり、前半の90分は「ザ・レイド」の続編というよりも「アウトレイジ」や「新しき世界」のようなドラマ重視の展開でじっくりと人物関係を掘り下げていく。
その過程で主人公はラマからウチョに交代し、犯罪界の大物である父バングンへの敬愛と自分の功績が認められないことへの憎悪など「息子」と「犯罪者」の両面の心理が丁寧に描かれ、物語を牽引。後半からはその感情の爆発が最悪の事態を招き、まさに一触即発。アクションも一瞬で沸点に達するような暴力的なものとなり、ようやく「ザ・レイド」の続編らしい展開になる。


前半ではドラマ重視ゆえにアクションは前作と比較すればかなり控えめだったものの、そこでのアクションの主役は前作で最大の敵マッドドックを演じたヤヤン・ルヒアンによる新たな暗殺者なのでファンにはたまらない。そして、そのアクションの終わりに今回の最大の敵キラー・マスターが予告でも使用されているヘンデルのサラバンドとともに初登場する場面は最高のかっこよさ。
その場面をきっかけにストーリーもアクションも一気に加速し、銃撃戦にカーチェイス、肉弾戦とアクション映画とは何であるかを証明するような怒涛の展開。密室型アクションではないので空間的に追い詰められることは少ない反面、金属バットをブンブン振り回すバットマン、ハンマーをブンブン振り回すハンマーガールなど新たな悪役も非情なファイトスタイルで周囲の人間を容赦なく蹴散らし、主人公ラマはもちろん“素手”で立ち向かう。金属バットとハンマーという原始的な凶器に対するは最も原始的な凶器である拳。怒りの鉄拳が血と絶叫をまき散らしながら悪を粉砕する終盤30分の一連のノンストップアクションは唯一無二の爽快感。

また、前作に引き続き肉弾戦での戦闘開始前にはセリフでの心情説明や状況説明が無く、彼らが戦う理由は「お前は敵か、味方か」そして「俺よりも強いのかどうか」という部分に集約される。キラー・マスターに至ってはラマと数手を交わらせると3回も仕切り直し、その度に実力を認めていき最後には微笑みさえする。
この言葉ではなく戦闘力のみで相手を判断しようとする思想と価値観によって登場人物たちは単なる実力者ではなく戦士としての意味合いが強まっているのではないかと思う。だからこそ、死しか存在しないその戦いの結末はいつもどこか物哀しい。

しかし、非常に残念なのが15禁上映にするために最終決戦であるラマvsキラー・マスターの戦いが大幅にカットされていること。キラー・マスターはフルパワーになるとナイフを使用するのだけど、そのナイフ戦がカットされているので一瞬で決着がついてしまう。映像としては上手くつながれているので違和感は少ないけど、かなり呆気ない結末になってしまっているので、やはり完全版が見たかった…。(その後、いくつかの映画館ではノーカットの18禁完全版が上映されるなどしているけど)


完結編となる第3作は第2作のラストシーンの3時間前から始まると言われているけども、その点から考えると今回の内容はそのための土台作りであり、「ザ・レイド2」を超えて「ザ・レイド2.5」くらいのポジションにあったのではないかなと思えてしまうところもある。遠藤憲一、松田龍平、北村一輝を起用した日本の暴力団「後藤組」がそれで、劇中での影響力は絶大ではあるものの登場時間は短く、あくまで第3作へつなぐ顔見せのような扱いだった。
でも前作以上に犯罪社会が激変したところで終わるので、その後の後藤組の台頭やラマの最後の戦いを見届けるためにも第3作の制作に期待したい。
 

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【2014/12/15 20:25】 | 映画感想 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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