スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
極みの夏。

今年も札幌の北海きたえーるにて新日本プロレスのリーグ戦「G1クライマックス」が開幕。
昨年に続き私はもちろん観戦に行った。

今年は過去最長の計28日間・19大会という過酷な内容で、総勢20名のレスラーたちが文字通り命を削って戦っている。



例年と違ったのは大会数が増えたことで一つの大会で行われる公式戦が減少したこと。昨年は大会の全試合が公式戦だったのに対し、今回は各大会ごとにAブロックとBブロックが交互に公式戦を行う形式で、公式戦が無い選手は複数人でのタッグマッチに出場という流れ。
開催地によっては目当てのレスラーの公式戦が見られない可能性があるものの、タッグマッチは次回大会で公式戦を行う選手たちの前哨戦となるように組み合わされていて、消化試合とはならずにすでに一触即発のバチバチの潰し合いが行われていたので、これはこれで面白かった。


北海きたえーるの会場全景


私の座席からの眺め。2階席の最上段だったけど全体が見渡せて見やすかった。


今年の目玉はやはりメインイベントの”現代プロレスの象徴”と呼ばれる飯伏幸太選手と”現代の新日本プロレスの象徴”となった棚橋弘至選手の頂上決戦。昨年も札幌大会で組まれていたけど開催2日前に飯伏選手の負傷欠場によって実現せず、1年越しの実現となったドリームマッチ。
飯伏選手は棚橋選手に関してファイトスタイルが似ているとかそういったことではなく、レスラーとしてのあり方や人としてのあり方に対して絶大な敬愛を示していて、それを「棚橋さんは神」の一言で表現している。だからこそ飯伏選手にとって棚橋選手は戦うべき存在であり、以前から対戦を要求していた。ゆえに決勝戦でもタイトルマッチでもない、これから過酷なリーグ戦が始まる開幕戦にも関わらず両者はとてつもない死闘を繰り広げ、観客も大熱狂した。

飯伏選手は今年の1月4日に開催された東京ドーム大会で中邑真輔選手と”いきなり今年のベストバウトが出た”と言われるほどの凄まじい試合を経験したことで、持ちうる引き出しをすべて開け放った後に発生する直感的なひらめきでの戦い方を体得したようで(本人は「狂う」と表現)、お馴染みのスワンダイブ(ジャンプしてトップロープに乗り、その反動でさらに大ジャンプする)式フランケンシュタイナーや、抱え上げた相手を顔面からコーナーポストに投げ捨てる槍投げなど、今回の棚橋戦でも危険極まりない攻撃を連発。
極めつけは中邑戦で使用した技を改良した新たなスワンダイブ式ジャーマンスープレックス。中邑戦では自身がトップロープに乗った状態からぶっこ抜き形式で崩れるように投げていたのに対し、改良版はセカンドロープに乗ったことで相手を一度中段まで引き上げ、そこから真後ろに完璧な姿勢でジャーマンスープレックスを決めるという、より殺傷力の増した内容に洗練されていた。

しかし、それでも棚橋弘至は立ち上がる。徹底した膝攻めで飯伏選手の動きを止めると、一つ一つの技を確実に決めて的確にダメージを与えていく。特に必殺技のスリングブレイドやハイフライフローは飯伏選手に全幅の信頼があるからこそ普段はやらないような高角度での攻めとなり、開幕戦にして欠場になるのではと思ってしまうほどに潰し合っていた。
そして飯伏選手が限界の状態で行ったスワンダイブ式フランケンシュタイナーは私の席から見ても失敗したことが分かるほど形が崩れていたものの、棚橋選手はあえて腕を絡めて自ら技を受けに行った。その瞬間に観客の声援や拍手は足踏みに変わり、地鳴りが起きるほどの大熱狂となった。

敗れた飯伏選手は起き上がれないほどのダメージだったものの、退場する際に棚橋選手へ一礼。棚橋選手もお互いに敬愛しつつも握手や抱擁をする間柄ではないことを理解していたからこそ、最後に「またな」という一言でこの関係は始まりに過ぎないと示した。
1月4日の東京ドーム大会で棚橋選手とのタイトルマッチに敗れたオカダ・カズチカ選手は退場しながら号泣した。プロレスは試合に負けても観客からの支持を勝者以上に得られたのならそれもまた一つの勝利とされる面もあるけど、飯伏選手もオカダ選手も棚橋選手を前にそのどちらも達成できなかったという想いがあったのではないかなと思う。それだけ棚橋弘至という人物が偉大で、たとえベルトを巻いていなくても人々の王者であり続けられるほどの存在にまで昇華されたということではないだろうかな。
でも、棚橋選手が退場の際に行うファンとの交流で無理にタオルを投げつけて汗を拭かせようとするのが目立ってしまったのがね…。棚橋選手が自分から受け取ったものならまだしも、床に落ちたものを拾わせたり、最後には全く関係ないタオルを顔面に投げつける悪ノリをする人さえいた(しかも中継映像にばっちり顔が映っている…)。試合も全力なら、ファンとの交流も全力で行う棚橋選手の善意を踏みにじられたようで、あれは残念だったな。


昨年の札幌大会は休憩時間に翌年の開催も発表されたけど、今回は何もなかった。昨年より500人ほど集客は減ったとはいえ、それは集計方法が変更されたことに由来するそうなので2大会連続で超満員であることは変わりないし、2016年のG1クライマックスも札幌大会で開幕するのか、それとも単発興行のビッグマッチが開催されるのか、非常に楽しみ。
 
スポンサーサイト
【2015/07/21 14:34】 | オタク的日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
そして正義が始まる
 
「アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」は面白かったけど、そこまで印象に残る作品ではなかったかなーというのが正直なところ。
なぜかというと、前作はヒーロー映画の集大成としての立ち位置が確立されていて内容もそれにそったものだったのに対し、今回はあくまで巨大な分岐点でしかなかったのだなと感じられてしまったから。
アベンジャーズ関連作で分岐点となったのは、世界情勢が激変した「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」と、世界観を一気に宇宙まで拡大させた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」だけど、「エイジ・オブ・ウルトロン」もそれと同じで今後の作品への伏線と世界観の変化を描くために存在していたと思えてしまった。
もちろんSFアクション映画の金字塔としての完成度は揺るぎないし、2時間20分を飽きないで鑑賞できたけど、一撃必殺という意味では「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のほうが圧倒的だったな。


そうしているうちにDCコミックのほうが巻き返しを始めた。
まず、2013年に公開されたスーパーマンの映画「マン・オブ・スティール」の続編「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」


「マン・オブ・スティール」が公開された時にはスーパーマンが人命救助を行わず街を破壊しまくって戦ったことに批判が殺到したけど、すべてはこの続編のため。
実はスーパーマンとゾッド将軍の戦いで破壊された高層ビルはウェイン・エンタープライズのものであり、すでにバットマンを引退していたブルース・ウェインもそこに居合わせていたという衝撃的な事実が明かされる。さらにスーパーマン/クラーク・ケントが異星人であるということから追放運動も活発化し、やがて宿敵となる天才科学者レックス・ルーサーも暗躍。そしてバットマンの復活と、もう一人の超人であるワンダーウーマンの出現という大激震の内容。どうやらバットマンの相棒だったロビン(コミックと同じなら2代目のジェイソン・トッド?)がジョーカーに殺害されたという過去もあるようで、そちらの因縁も相当なよう。
ヒーローがヒーロー然としてヒーロー活動できないことを克明に描いたのが前作「マン・オブ・スティール」だったけど、”スーパーマンはそんなキャラじゃない”と言ったところで彼が異星人であり同じ惑星出身のゾッド将軍が地球侵略に来たのは事実だから、ここからどうなっていくのかが非常に楽しみ。救世主となることを願った生みの親ジョー・エルの祈り、この世界にはまだ早すぎると考えた育ての親ジョナサン・ケントの憂いの上に、自身の善意に従って行動しようとするスーパーマン/クラーク・ケントの意思と、彼を「侵略者」と「神」という両極端な思想で受け止めた大衆が存在し、それぞれの意思と思想を持ったバットマン、ワンダーウーマン、レックス・ルーサーが現れる。
これはもう現代の神話だね。


もう一つがDCコミックの悪役たちが特殊部隊として活躍する「スーサイド・スクワッド」


こちらの予告映像はイベントでの限定公開だったものの、盗撮映像が次々とネット上にアップされてしまったので怒りの公式配信となったのだとか。
スーパーマンが救世主か侵略者かと大議論されている横で、悪を倒すために悪の力を利用するという皮肉。そしてジャレッド・レト演じる新たなジョーカーの出現。ジャック・ニコルソンやヒース・レジャーのジョーカーは狂気の中にも不思議な紳士性があったのに対し、ジャレッド・レトのものは溢れ出しはみ出しまくったパンクな方向性。相棒であるハーレイ・クインをマーゴット・ロビーが演じ、ベン・アフレックのバットマンと戦うというのだからたまらない。


次のマーベル映画は「アントマン」で、来年春公開の「キャプテン・アメリカ/シビルウォー」にもつながっていくと言われているけど、スーパーマンという絶対的な存在を使ってヒーローが生きる世界と時代を描こうとするDCコミックに対し、マーベルはキャプテン・アメリカを使ってどのような世界と時代を描くのか。期待が止まらない。

 
【2015/07/14 14:20】 | 映画感想 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
君よ、怒りでデス・ロードを渉れ! 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
 
予告の時点では過去シリーズを知る映画ファンだけが狂喜乱舞していたものの、公開後は口コミで中毒者を量産している「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。
約30年ぶりの新作でさぞ熟成させたのだろうと思いきや、それ以上に過去作をそのまま超大型アップデートした内容で、むしろようやくマッドマックスをフルパワーで映像化できる時代になったということだった…。



「マッドマックス」の内容を簡単に説明すると、暴走集団に家族と友人を殺害された警察官のマックスが復讐するという内容から始まり、その後のシリーズからは超寡黙で孤高の人となったマックスが風来坊として人を助けたり助けられたりしながら新たな悪党と戦っていく。
特に第2作からは核戦争の影響で世界観が一気に荒廃し、いわゆる「ヒャッハー!」系なその終末世界は「北斗の拳」に多大な影響を与えたと言われている。
今回の「怒りのデス・ロード」はシリーズ第4作。マックス役もメル・ギブソンからトム・ハーディに交代したことで続編でありながらリメイク兼リブート作のような作りにもなっていて、過去シリーズを未鑑賞でも楽しめるように作られていた。

以下、ネタバレ感想
 
続きを読む
【2015/07/07 20:00】 | 映画感想 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。