FC2ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告 | page top↑
俺のためにありがとう 2014
 
映画ファンがその年のベスト10を発表する時期になったけども、私は自分が気に入った映画10選を「俺のためにありがとう 2014」として発表。

選考基準はこちら
○男と男の熱き敬愛
○圧倒的バイオレンス
○人が死ぬ/殺される
○凄まじい生き様/死に様
○深く刻まれる悲壮感
○あまりにも強い
○とにかくデカイ


こういったものが好きなんだから仕方がない。

順位は付けずにすべて公開順。
 
 
「新しき世界」



私が積極的に韓国映画を見始めるきっかけとなった作品。
潜入捜査官と犯罪者との許されない信頼関係という面では「ザ・レイド GOKUDO」と同じだけども、こちらでの捜査官ジャソンの潜入任務はすでに7年目で組織の副首領といえる立場にまで昇進。さらに「中国からの移民」という人種問題から、同じ境遇を持つ人間だけで構成されたチョン・チョンの組織に参加することで初めて偏見なく人種的に受け入れられているという状況があり、その信頼関係は非常に深い。もちろん爪弾きにされていた自分を一人前の捜査官に鍛え上げたカン課長への忠誠も高く、移民として真っ当に受け入れられる環境への渇望と警察の捜査官として犯罪者に成り下がってはならないという葛藤が鮮明に描かれる。
静かにじっくりと展開される内容なので派手な場面は少ないものの、犯罪組織を壊滅させるために実行されるカン課長の計画は誰にも全貌が明かされないので、ジャソン以外の潜入捜査官の存在やチョン・チョンがその計画に気がつき始めるなど緊張感は抜群。終盤では韓国映画らしい一瞬で沸点に達するような爆発的なアクションもあり、「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」に勝るとも劣らないエレベーターでの一対多数の戦いが素敵。ただ、ジャソン役のイ・ジョンエが大泉洋、チョン・チョン役のファン・ジョンミンが貴乃花親方、カン課長役のチェ・ミンシクが前田日明に見えてくるのが難点?



「RUSH プライドと友情」



70年代に活躍したF1レーサーのジェームズ・ハントとニキ・ラウダを主人公とした作品。
ストーリーのヤマ場となるのはニキ・ラウダがレース中の事故で大火傷を負うも奇跡の復活を果たすというところ。ニキ・ラウダだけを主人公としたのなら妻との関係が重視され復帰したところで終わってもおかしくはないけども、この作品は最大のライバルであるジェームズ・ハントをもう一人の主人公とすることで、他の誰もが踏み込めない2人だけの世界を完成させたところが素晴らしかった。
ストーリー終盤、勝利したほうが世界王者という最後のレースの直前に、マシンで待機する2人が初めてあいさつをする。手を上げるだけで言葉はなく何も語らなくとも、互いを理解することも受け入れることもしなかった2人が「世界最速」という同じ領域を見られるものとして認め合い許しあった瞬間であり、「この場面を見るために俺は劇場に呼ばれたのか!!」という感動が鑑賞した3月から年末までずっと深く残っていた。



「ローン・サバイバー」



マーク・ウォルバーグ演じるラトレル二等兵曹以外は全員が戦死という、2005年に実際に行われた軍事作戦を基にした映画。
偵察任務の際に地元民と遭遇し、人道的判断から解放するもそれが原因となってタリバン兵からの猛攻撃を受け、技術や装備で上回っていても数の力には勝てず、圧倒的劣勢の中で次々と仲間が倒れていく。戦闘シーンは音楽はおろか風の音さえも無く、隊員の呼吸音と発砲音だけなのでとてつもない緊張感。そして映画的な「ここは俺に任せて先に行け」といったやり取りはなく、体の至る所を撃たれ、脱出のために崖から飛び降りて満身創痍となって動けなくなった者から死んでいく。
エンドクレジットでは本人と演じた俳優の写真が同時に表示されるなど全体を通して敬意が払われた作りで、監督のピーター・バーグの前作「バトルシップ」から引き続き出演したテイラー・キッチュは今回は寡黙で冷静な隊長を熱演。その最期はあまりに悲しい。アメリカ軍とタリバンとの戦いを描いているものの、プロパガンダ的な要素は抑えられ、戦死した兵士たちをより多くの人々の記憶に刻み込むための作品だった。



「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」



「キャプテン・アメリカ」のシリーズ第2弾。
前作「ザ・ファースト・アベンジャー」は第2次大戦が舞台ということで監督のジョー・ジョンストンが得意とするレトロな作風が合致した反面、アクション映画というより伝記映画や偉人伝のようなゆったりとした作りになってしまい世間的な評価はあまり良くなかった。「アベンジャーズ」でのキャプテン・アメリカはどれだけ状況が劣勢でも、自身がダメージを受けても立ち上がり続ける不屈の精神力を見せつけたけども、そのためにダメージを受ける展開が多くてパワーバランスの面で存在意義を否定される結果になってしまった。
今回は新たに監督に起用されたルッソ兄弟がその才能を爆発させ、一気にアクション映画としての完成度が高められると同時に「アメリカのキャプテン」という意味合いにも斬りこむことに成功。さらに近年の一部の映画に漂っていた「とにかく暗い作風で登場人物が苦悩し続ける」という風潮に対して、「苦悩する前に結論を出し、人の善意を信じる」という解答を見せつけたのが素晴らしい。これはアイアンマンでもスパイダーマンでもなくキャプテン・アメリカだからこそ出来たものだと思う。



「GODZILLA ゴジラ」



ゴジラとしては10年ぶりの新作だけども、昨年の「パシフィック・リム」に続きこれだけの超本格的な巨大怪獣映画が制作されること自体が喜ばしい。
今回の内容は「ビキニ環礁での核実験が実はゴジラ抹殺のための攻撃だった」や「ゴジラや敵怪獣の抹殺のためにアメリカ軍は再び核攻撃を行おうとする」という展開でメッセージ性は強い。しかし、それらを反核の面から批判的に考える人も多く難しいところでもあった。私はとにかく核攻撃にこだわり続け失敗を繰り返すアメリカ軍の一連の行動が非常に滑稽で、アメリカの核兵器に対する盲信を風刺していると受け止めたので、この内容は支持したい。怪獣に核攻撃を行った国が、その怪獣に本土上陸されて壊滅的被害を受けるのだから。ただ、最後の最後に色々なところに配慮したような展開になってしまったけど…。
監督のギャレス・エドワーズは前作の「モンスターズ/地球外生命体」でもそうだったように、「怪獣が日常的に存在する世界で生きる人間」を描くことに興味があるようで、それが怪獣の圧倒的な巨大感や人間が太刀打ち出来ない絶対的な存在であるという神々しさにまで昇華されていたのは素敵。その代わり、怪獣バトルをぶつ切りにしてでもその周辺にいる人間たちの行動を優先して見せてしまうところが多々あったのは残念。特に空港での戦いはちゃんと見せてほしかった。



「泣く男」



大傑作アクション映画「アジョシ」を生み出したイ・ジョンボム監督の最新作。
少女のために隣に住むおじさんが普遍的な愛情と正義に従って悪党を抹殺していく「アジョシ」に対して、今回は母親という存在に固執し囚われ続ける一人の男の抵抗を描いた内容なので、癖が強いことは否定出来ない。特に前半では期待されたアクションシーンがほとんど無く、事件の全貌も登場人物が少ない割には説明がややこしく、すっきりと頭に入ってこない部分もある。そして母に見捨てられた男(主人公)と主人公に娘を殺害された母親の対比がしつこく展開される。もちろん主人公と実母の関係は壮絶なものなのだけど、ストーリーの緩急の面からするとちょっと長かった。
後半からは期待通りの激しい銃撃戦が始まり、「アジョシ」でお馴染みのナイフアクションも健在。中盤のマンションでの戦いの緊張感は素晴らしく、敵の乱射に対して主人公はショットガンを放ちながら突進。ブライアン・ティー演じる主人公の兄貴分となる暗殺者も良く機能して盛り上げてくれる。最後にタイトルとつながるシーンが唐突に始まるけども、視聴者を主人公に感情移入させないことで人物像を無機質なまでに保っていたとも思うので、結末以前にそれを入れてしまっては終盤の展開が出来なかったのではないかな。



「イコライザー」



「ただのオッサンかと思ったら実はものすごい過去を持つ無敵超人で、しかし本人はその力を封印しているものの、最後は正義の怒りによって一人で悪党を抹殺する」というよくあるアクション映画の一つ。
しかし、主演のデンゼル・ワシントンはアクション映画への出演経験こそあれど、スタローンのようにバリバリに肉弾戦をこなすタイプではないので、敵が出会い頭に一瞬で処刑されるという一撃必殺アクションが徹底されている。一撃で敵が死ぬことにより主人公の無敵具合を問答無用で説明すると同時に、アクションに適さないデンゼル・ワシントンの戦闘シーンまで完成させてしまう。その説得力の源、というか視聴者を無理矢理に納得させるのが無表情で敵を見つめるデンゼル・ワシントンの顔面のドアップであり、その凄まじい圧力によって悪党だけではなく視聴者さえも黙ってしまう。
登場人物は少ない反面、ヒロイン格と思われたクロエ・モレッツは割と早い段階で退場してしまい、前半が主人公の規則正しい日常をあますところなく描写するのでやや退屈に思えてしまう部分もあった。それでも、デンゼル・ワシントンの圧倒的な強さと冷徹さが炸裂する後半がそれらの不満を払拭するだけの面白さがあり、タンカーの爆破シーンはあまりにかっこよすぎる。最後には敵が登場する前にすでに処刑されていて、歩く人間凶器と化したデンゼル・ワシントンの新境地が開拓されていった。



「FRANK フランク」



マイケル・ファスベンダーが変な被り物をした一応コメディ映画。
短評はなかなか難しい内容なので、鑑賞直後に書いた感想でご勘弁。
http://otakuismfire.blog67.fc2.com/blog-entry-979.html



「ザ・レイド GOKUDO」



インドネシア発の超絶アクション映画の第2弾。
犯罪者の巣窟と化した巨大マンションに警察の特殊部隊が突入する孤立無援&完全密室なダイ・ハード型アクション映画だった前作に対し、今回は一つの街の犯罪社会を舞台とした群像劇となっているので、前半はアクションも少なくかなり大人しめ。ただ、前作から引き続き登場する主人公ラマと対になるもう一人の主人公として犯罪者のウチョが確かな存在感を示すことで動きの少ない前半のドラマ部分をしっかりと牽引し、後半の怒涛の大殺戮アクションの起点として機能している。
後半からは「ザ・レイド」らしい壮絶なアクションが連発され、終盤で敵の本拠地に突入してからの30分近くはノンストップで戦い続けるなど、前作を超える過激さ。密室型アクションではないので空間的に追い詰められることは少ないものの、トイレの個室や乗用車の後部座席など狭い場所での戦いも健在。そして今回はキラーマスター、ベースボール・バットマン、ハンマーガールといった強敵も出現し、前作の最強の敵マッドドック役で強烈な印象を残したヤヤン・ルヒアンも新たな暗殺者役で出演。
これを見ずに2014年のアクション映画は語れないと言えるだけの魅力に満ちていた。



「フューリー」



第2次世界大戦でのドイツを舞台に、アメリカ軍とナチスの戦いを戦車部隊を主役に描いた映画。
主役は戦車とブラット・ピット演じる隊長だけども、ストーリーをけん引する主人公はローガン・ラーマン演じる入隊8週目のノーマン。各キャラクターの過去などはほとんど語られず、隊員としての信頼関係こそあれどけっして友人ではない。それは隊長が最初に言う「誰とも親しくなるな」というセリフとつながり、深い関係を作ってしまったがために悲劇な結果を受け入れられないノーマンに対し、一番の乱暴者だった隊員が「お前が神に祈っても人は生き返りはしない。これが戦争なんだ」と言い放つのが悲しい。そして殺人や戦争を否定する常識人として登場したはずのノーマンが徐々に敵兵に対する殺意をむき出しにしていく。
第2次世界大戦というとどうしてもナチスが一方的な悪役とされることが多いけども、この作品では「アメリカ軍の視点からはナチスが悪」であり、「アメリカ軍に制圧された街に住むドイツの一般市民からはナチスもアメリカ軍も悪」という描かれ方をしている。各隊員もまた指令に従いドイツだけではなく各国を転々としてきた経験から、戦場が変われば敵も変わることを理解しており、今はドイツでの戦いだからナチスを憎んでいるというだけ。だからこそ、平和や理想を抱こうとも戦争が終わらなければどうにもならない現在の状況に対して蓄積される怒り(フューリー)に自身が支配されないために、それを殺意として敵兵に叩きつけなければならないという痛ましい映画だった。



次点

「スノーピアサー」
人工的な氷河期を迎えてしまった近未来で、唯一の居住空間となった列車内での階級社会を描いた映画。
テーマ性やバイオレンスが骨太な反面、列車であることの必然性が希薄だった。

「イントゥ・ザ・ストーム」
竜巻を題材にしたモキュメンタリー(擬似ドキュメンタリー)風映画。
竜巻を怪獣として扱い、とにかく大破壊を見せることに徹したのが素敵。

「友よ、さらばと言おう」
フランス発のハードボイルド・サスペンス映画。
ヴァンサン・ランドンの疲れ果てたオヤジと、ジル・ルルーシュの信念と正義に従うオヤジ。過去に囚われ続ける二人のオヤジの最後の戦い。



(俺のためにありがとうではなかったけど)みんなのためにありがとう2014

「LIFE!」
オレンジケーキ美味しそう。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
ウガチャカウガチャカ。

「インターステラー」
お父ちゃんすごい。

「ゴーンガール」
( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!


燃えた場面10選
○「新しき世界」 エレベーターでの戦闘
○「RUSH プライドと友情」 最終レース直前でのハントとラウダの最後のあいさつ
○「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」 エンドクレジット映像
○「ゴジラ」 オープニング映像
○「ゴジラ」 放射熱線
○「イントゥ・ザ・ストーム」 炎の竜巻出現
○「泣く男」 マンションでの戦い
○「インターステラー」 水の惑星での大津波
○「ザ・レイド GOKUDO」 ラストバトル(ラマvsキラーマスター)
○「フューリー」 ティーガー戦車登場



泣いた場面8選
○「RUSH プライドと友情」 最終レースでラウダが見た妻の幻
○「LIFE!」 空港に迎えに来たのがあの人だった
○「ローン・サバイバー」 マーフィ大尉の最期
○「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」 「僕たちは親友だから」
○「ゴジラ」 放射熱線
○「フランク」 被り物が割れたフランクが逃亡して行方不明に
○「インターステラー」 メインテーマが流れる場面全般
○「フューリー」 墓標となった戦車
 

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2014/12/30 20:05】 | 映画感想 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ここがアベンジャーズの最前線! 「エージェント・オブ・シールド」 | ホーム | “素手”という名の最も原始的な凶器 「ザ・レイド GOKUDO」>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://otakuismfire.blog67.fc2.com/tb.php/983-c953cfdd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。