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ここがアベンジャーズの最前線! 「エージェント・オブ・シールド」

2008年公開の「アイアンマン」に始まり、「インクレディブル・ハルク」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」と続き、昨年公開の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でシリーズ10作目を迎えたマーベル・シネマティック・ユニバース。
日本では「アベンジャーズ・プロジェクト」と呼ばれているこのシリーズはマーベルコミックの各作品を実写化し、ストーリーや設定に登場人物などあらゆる要素を共有して同一の世界観で展開。「アイアンマン」から「アベンジャーズ」までがフェーズ1、「アイアンマン3」から今年公開の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」と「アントマン」までがフェーズ2、来年公開予定の「キャプテン・アメリカ/シビルウォー」から2019年に公開予定の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー Part2」までがフェーズ3と区分され、すでに11年間に渡って制作が決定しているという超大型企画。

マーベル・シネマティック・ユニバースの劇場公開作品としては「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が最新作だけども、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」へつながる作品としては昨年公開された「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」が最新の劇場公開作品。しかし、それと同時期に制作されたTVドラマ「エージェント・オブ・シールド」が実はストーリーや設定などでも最前線となっている。



「エージェント・オブ・シールド」はこれまでに何度も登場した防衛組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」を主役とした内容で、時系列としてはフェーズ2に位置し、「アイアンマン3」から「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」後までのストーリーが展開される。主人公となるのは「アイアンマン」から登場し「アベンジャーズ」でロキに殺害されたはずのエージェント・コールソンで、彼が新たなエージェントチームを結成し、毎回様々な事件に立ち向かっていく。

コールソン以外にもニック・フューリーやマリア・ヒルなども登場するけど、主要人物は基本的には完全新規キャラ。コールソンと同等のベテランだが感情を表に出さないエージェント・メイ、優秀だが皮肉屋のエージェント・ウォード、科学者コンビのフィッツ&シモンズ、シールドのセキュリティを突破するほどの天才ハッカーであるスカイの5人が、コールソンが新たに結成したチームのメンバーとして活躍。人間性も経歴もまったく異なるこのメンバーがチームとして団結していく過程も見どころになっている。


第1シーズンは全22話だけども、大きく分けると第9話までが前半、第10話から第15話までが中盤、第16話からが後半になると思う。

前半は未知の科学技術や怪現象、謎の超人などが出現し、それを科学的に研究して対処するという「Xファイル」のような内容が多い。ストーリーも1話完結型で、そのエピソードで事件は解決するように作られている。
ここで重要なのは「マーベル・シネマティック・ユニバース内には現在の地球科学では解析不能な超人や怪現象も確認されているが、すべてシールドが管理し隠蔽していた」という設定。これまでは地球上での天才的な頭脳といえばトニー・スターク、超人類といえばハルクという限られた設定だったけども、人知を超えたものが日常的に存在するということを明確に提示したことで一気に世界観が広がった。
ただ、ここではまだチームがチームとして機能していなく、彼らがお互いを認め合って一つにまとまっていく過程をじっくり描くのでストーリー展開が遅く、イマイチ盛り上がりに欠けるのが残念。

中盤からはこれまでに設置されていた伏線が一気につながり、特に前半で大きな謎となっていた「コールソン復活の理由」や「スカイの出生」について明かされる。それと同時に後半に向けた伏線も仕込まれていき、ストーリーもキャラクターも盛り上がっていく。

後半は「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」とのクロスオーバーから始まり、ヒドラとの戦いにともなうシールドの崩壊がエージェントたちの視点で描かれる。信じずべき組織や仲間を失った時にコールソンたちは何を信念に戦ったのか。
また、時系列的に「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」のストーリーは第17話で終了し、第18話からはそれ以降のまだ誰も見たことのないマーベル・シネマティック・ユニバースが展開。キャプテン・アメリカはインサイト計画を阻止したけども、シールド無き世界でヒドラの侵略を食い止めていたのはコールソンをはじめとする名も無きエージェントたち。スーパーパワーを持たなくとも平和への信念だけで巨悪に立ち向かう姿はまさに力なき人々を守る盾。

そして最終話の終盤で第2シーズンや「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」へ向けた驚きの超重大な展開があり、これを見せられてしまったら第2シーズンが待てない!


「キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー」以外にもマーベル・シネマティック・ユニバース作品とのクロスオーバーはあり、第7話と第15話が「マイティ・ソー」に関するエピソードになっている。その他のキャラクターやアイテムに関する新設定は主にセリフで補完され、「インクレディブル・ハルク」の悪役だったブロンスキー(アボミネーション)についてもちゃんと説明されている。


全体的にサイドストーリー集のような印象を受けてしまうけど、実際には各作品の土台部分をより強固にするとともに世界観を一気に押し広げた重要作品。
「アベンジャーズ」で唐突にエイリアン(チタウリ)が登場して、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で外宇宙の現状を展開されたけども、この「エージェント・オブ・シールド」によって地球側の設定や世界観が拡大されたことでそれらが一直線につながるための準備が着実に行われていった。
もちろん謎はまだまだ残されているし、第2シーズンでそれが明かされるのかは分からないけど、コミックでの内容に従うのなら今後の劇場作品につながる超巨大な伏線が第1シーズンの時点ですでに仕込まれている可能性もあり、ますます目が離せない。

「シリーズ物の続編を見るなら前作も見ろ」とはよく言うけれど、「アベンジャーズ」をはじめマーベル・シネマティック・ユニバース作品が好きなら「エージェント・オブ・シールド」は絶対に見るべき内容。
ドラマでここまでやってくれているのに「映画のほうで説明されないから~」と言ってくる輩にはみんなでハルクスマッシュだ!!
 

テーマ:海外ドラマ - ジャンル:映画

【2015/02/05 19:21】 | 映画感想 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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